最終更新日 2024年10月28日 by aheadm
グッドデザイン賞を受賞したことを示すシンボルマーク、社会とデザインを結ぶコミュニケーションツールなどといわれているGマークは、日本を代表するグラフィックデザイナーの亀倉雄策氏がデザインしたもので、1957年の作られたものとされます。
しかし、Gマークと呼ばれるものには、他の意味もあることをご存じでしょうか。
これは国土交通省が推奨する安全性優良事業所の認定制と、認証が行われたことを証明する目的を持つ表示もGマークと呼びます。
Gマークの認証を持つ安全性優良事業所の数は25,343事業所
2018年12月の調査の中では、当マークの認証を持つ安全性優良事業所の数は25,343事業所で、全体的なトラックの事業所の約29.6%に相当するといいます。
2018年末で約3割の事業所が認定を得ているため、現在2021年の段階ではその数はさらに多くなっていると予測できますよね。
その証拠に、2019年1月時点では、当認定を受けている事業所の事故の割合は、認証を得ていない事業所での事故の割合と比較して半数以下などのデータがあるためで、トラック運送の利用者がより安全な運送事業者を選択するための判断基準の一つとなっているようです。
Gマークを取得するためには
このマークを取得するためには、国道交通省が指定している全日本トラック協会が定めている38項目の安全性の基準をクリアする必要がある、すべてをクリアしなければ認証を得ることはできないのでかなりハードルは高めなイメージです。
しかし、2018年末時点で約3割の会社は認証を得て営業を行っているため、努力することでそのハードは少しずつ下げることができるわけです。
ただ、Gマーク認定を受けるためには事業開始から3年が経過していることと配置する事業用の車両数が5台以上などの条件がありますので注意が必要です。
Gマークの認定を得たときの様々なメリット
なお、Gマークの認定を得たときには様々なメリットがあるようですが、最大のメリットというと荷主からの信頼が得られる点ではないでしょうか。
Gマークの認知度は年々向上していて、マークの有無で運送会社を選ぼうといったスタイルを持つ企業も増えている関係からも認定を得ていることで依頼先からのオーダーがより多くなるメリットがあるわけです。
他にも、点呼の際の優遇を受けられることや助成金に対する優遇などのメリットもあります。
まとめ
当マークの認定を持つ事業者の場合、全日本トラック協会が実施している助成金の中から、会員事業者向けの助成金の一部に対して予算内での優遇を受けられるといいます。