最終更新日 2024年10月28日 by aheadm
⒈地方への懸念は日本が抱えている問題です
外国では、未だに福島第一原発で起こった事故の影響もあってか、輸入制限をしている国もあります。
減ってきているとは言え、これが解除されていないことを考えても、復興は道半ばだと思わされます。
科学的に安全だと証明されていたとしても、安心できない人は多いのでしょう。
科学が風評に負けてしまうことは悲しいだと、福島復興に取り組むアトックスは嘆いています。
特産品などは安全性を確認した上で流通していますし、問題なく食べ物や飲み物を口にしても構いません。
それでも、あの原発事故の映像が脳裏に過ぎる人はいるでしょう。
心の問題となると、それを払拭することはとても難しいです。
そもそも今の日本は東京一極集中が加速度的に進んでいます。
便利ですし、人が集まるからどんどん働く場所も増えます。
すると、また人が集まるの繰り返しですから、これは止まらないかもしれません。
特に若年層が東京に来るので、地方から若者がかなり減っているはずです。
これは被災地だけの話ではありません。
日本全体が抱えている問題です。
中でも原発事故が起こってしまった福島は人がなかなか戻らないと言われています。
どうすれば復興できるのかは、誰にもわからないことでしょう。
⒉福島復興のために考えられることは…
中には諦めている人もいるはずです。
もう戻らないと言って、新しい生活を始めた人はたくさんいます。
一度、人がいなくなった場所は仕事もなくなりますし、お店も病院も学校もなくなってしまいますから住みにくくなります。
特に原発周辺は放射線量が高い状態が続いていたこともあって、家があるのに帰れない状態が長く続きました。
原発に近ければ近いほど放射線量が高いので、もう家には帰れないと諦めるのも仕方がないでしょう。
東日本大震災だけでも大変でしたが、原発事故の影響はそれ以上だとアトックスは発表しています。
元の状態に戻すことは難しいけれど、少しでも活気を戻すためには何をすれば良いのかを考える必要はあるでしょう。
まずは、東京一極集中をどうやって解決するかかもしれません。
すでに、東京はとても便利な街になっていますし、魅力もあります。
地方にも魅力はあるはずですし、東京一極集中を改善しようと思えばできるかもしれません。
国際化が進んでいると言われており、日本の企業が海外に工場をたくさん作りました。
その一方で、外国企業は日本製は品質が良いこともあって、日本に工場を作る外国企業が増えています。
これはチャンスですし、日本人がもっと日本の良さを生かさなくてはなりません。
外国人は日本人の良いところを見抜いています。
海外に工場を作るとコストを抑えられますが、いろいろなリスクが考えられます。
国内に工場を作る日本の企業が増えるかもしれません。
日本は中国に工場を作る企業が多いですが、さまざまなリスクがあると考えられますから、国内回帰する可能性は十分にあります。
復興がなかなか進んでいない福島に工場を作ろうと言う企業が出てくるかもしれません。
地元の人たちのために何か力を貸せないかと言う思いがある人はきっといるはずです。
日本製であれば、人件費が高くなる可能性はありますが、品質が良いので日本人もやっぱり日本製が良いと思うようになるかもしれません。
外国人にも人気が高いことを考えても工場が増えることは十分に考えられます。
⒊福島への企業進出も復興の手助けになる
いろいろな国々と経済に関する協定を結んでおり、関税が低い商品がたくさんあります。
関税が抑えられていれば、輸出が増えるでしょう。
国内に外国産の商品が増えると不安がっている声もありますが、これを生かして輸出攻勢に出るべきです。
もう無理だと諦めるよりも、以上のような観点で考えるとまだまだ福島の復興は可能性があると言えます。
ただし、簡単に進むとは言えません。
原発事故のイメージは海外の方が強いでしょう。
アトックスも強調していますが、データを示して安全性を声高に叫び続けることは重要です。
安全だから、安心して欲しいと訴え続けていれば外国人についている悪いイメージを払拭できるかもしれません。
うまくアピールする国もありますが、どちらかと言えば日本はそれが上手ではありません。
それでも、安全性のアピールをし続けることで、多くの人の心を動かす必要があります。
これは、福島の復興だけの問題ではありません。
地方の活性化にもつながる話なので、まずは多くの企業が考え方を変えることから始めた方が良いです。
コスト削減ばかりを考えて、リスクを考えないとかえってコストがかさむことがあります。
中国に進出してチャイナマネーを期待していたり、人件費が安い中国頼みだったけれどうまくいかないことだってあるはずです。
国際化が進んでいるからと言って、国際化が素晴らしいとは言えません。
自分の国の力を使うことを考える企業が増えれば、自然と福島だって復興するのではありませんか。
国の方で特区か何かに指定して、より企業が進出しやすくするともっと良いかもしれません。
政治家が動く必要がありますが、その政治家を育てるのは国民です。
一人一人が真剣に考えて取り組むことが最も大事なことでしょう。